
バスケットボールにはサイズの決まりや複数の素材があります。実際に子どもに購入したり調べたりして分かった、「ここだけは理解すべきポイント」をまとめました。
このポイントをおさえておけば、バスケボール選びがグッと楽になります!
子どもがバスケを楽しめるように適切な道具を選びましょう!
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もくじ
3つのポイント
この3つのポイントで、バスケットボールの選び方が理解できます!
- サイズ
「小学生なのか中学生以上なのか」「男の子か女の子か」で選ぶサイズが決まります。 - 素材
「プレーするのは屋内か屋外か」「普段使いか試合用か」で選ぶ素材が決まります。 - メーカー
公式球を作っているメーカーを知ることで、安心安定のボールが選べます。
それでは、一つずつ説明していきます。できるだけシンプルに説明しますね。
ポイント①バスケボールの最適なサイズ
一般に使用されるバスケットボールの大きさは、5号・6号・7号です。
学年や性別で使用する大きさが決まっています。
5号球を使用する人
直径22cm 重量470~500g
6号球を使用する人
直径23.2cm 重量510~567g
7号球を使用する人
直径24.5cm 重量567~650g
つまり、「小学生」か「中学以上の女子」か「中学以上の男子」かで大別されます。基本的にこの3つのサイズのどれかを選ぶことになります。
参考に、この他のサイズも紹介します。
4号球
ミニバスに入るにはまだ小さいかなという小学校低学年向けです。
大きいサイズにするとシュートがゴールに届かないので、小学校低学年の子への導入ボールとしてならアリです!
直径21cm 重量280~300g
6.5号球
アメリカのNBAで採用されているサイズです。日本ではあまり取り扱いのないサイズ。
日本の公式球に採用されているサイズではないので、購入の選択肢からは外れると思います。
直径24.5cm 重量567~650g
3X3公式
3X3とは、ストリートバスケから競技になった、いわゆる「スリーオンスリー」バスケです。ボールの直径は6号と同じで、重量は7号と同じという少し特殊なボールです。こちらも購入の選択肢からは外れると思います。
直径23.2cm 重量580~620g
実際に購入してみて
小学校4年生の男の子と小学校1年生の女の子に、どちらも5号球を購入しました。
息子については、何の問題もなく、5号でOKでした。
娘は、ドリブルをするのは全然問題なし。ただ、やや重そうで、シュートをしてもゴールに届かないことが多いです。
成長と共にゴールに届くようになると思いますが、小学校1年生であれば、4号を購入してもよいと思いました!
バスケを続けるなら、どこかで5号へ切り替えることが必要です。小学校でも5号を扱います。

↑ 5号のボールと小学校4年生の手

↑ 5号のボールと小学校1年生の手
ポイント②プレイの場所が決め手となる素材選び
バスケットボールの素材は、4種類あります。それぞれに特徴がありますが、プレイの場所が「屋内」か「屋外」かで選択することになります。
「皮革」は「ひかく」と読みます。
天然皮革
- 屋内向け
- 価格が高い
- 公式試合で使用される、いわゆる「試合球」
- グリップ力により優れており、扱いやすいボール
- 吸水性が高いため、湿気が少なく、風通しのよい場所での保管が必要
- クリームを塗るなどのメンテナンスが必要
人工皮革
- 屋内向け
- 天然皮革より価格が抑えられている
- グリップ力に優れており、どのようなシーンでも取り入れやすいボール
- 屋外での使用も可能ではあるが、砂が付くことで滑りやすくなる
ゴム素材
- 屋外向け
- 価格が安い
- 手にしっかりグリップし、耐久性が高い
- バウンドが良い
- 砂がついてもプレーに支障が出にくい
エナメル素材
- 屋外向け
- エナメル加工で傷に強い
- 表面はツルツルしているが、滑りやすいわけではない
- ストリートバスケにおすすめ
- ECサイトでの種類が少ない(選択肢が少ない)
天然皮革は、価格も高く、メンテナンスも必要なので、「試合球」が欲しいという希望がなければ、購入対象外だと思います。
エナメル素材も、とりわけエナメル素材にこだわりがなけば、選択の幅が少ないため、購入対象外だと思います。。
というわけで、多くの方の購入選択肢は、「人工皮革」か「ゴム素材」になるかと思います。
「人工皮革」は、体育館などの屋内向け
「ゴム素材」は、公園などの屋外向け
屋内でも屋外でもどちらでも使うという方は、「人工皮革」をオススメします。
人工皮革であれば、屋外でも使用できます。ただし、砂が付くと少し滑りやすくなるので、それは理解しておいた方がよいです。
少し滑りやすいことで、ボールをしっかり持つ練習にもなるので、悪いことばかりでもないです。
実際に購入してみて
小学4年生の息子に「人工皮革」のボール、小学1年生の娘に「ゴム素材」のボールを購入しました。
人工皮革のボールは、屋内で使いやすいのはもちろんですが、息子は運動場(屋外)でもバスケをやります。
やはり、砂が付くと人工皮革のボールは滑りやすいなという感覚があります。
ですが、息子はあまり気にしていません。ボールをしっかり持つ練習にもなるかなと思っています。
娘はまだ手が小さいので、より滑りにくいゴム素材のボールにしてよかったなと思っています。
小学校1年生だと、まだまだ、しっかりボールを投げたり取ったりできないですからね。

表面の比較。左が人工皮革、右がゴム素材。
ゴム素材の方がボコボコ感が強いです。触るとゴム素材の方がより滑りにくい感じがします。
ポイント③バスケットボールの有名メーカー
バスケットボールの公式球を作っているのは当然ですが有名メーカーです。
有名メーカーを知ることで、安心して使いやすいボールを選ぶことができます。
メーカーをいくつか紹介しますが、これさえ知っていればOKと思えるメーカーは、モルテン(molten)とスポルディング(SPALDING)の2つです。
モルテン(molten)
- Bリーグの公式球
- 国際バスケットボール連盟や日本バスケットボール協会が主催している大会の認定級
- 本社は、広島県広島市西区にある国内メーカー
- 競技用ボールなどのスポーツエクイップメントや自動車用関連部品などを製造・販売
- 設立は1958年
スポルディング(SPALDING)
- 1983年から2020シーズンまでNBAの公式球
- ストリートバスケ用も種類が多い
- アメリカのシカゴにある企業
- スポーツ用品メーカー。バスケットボールだけでなく野球、サッカー、ゴルフなど様々な種目のボールを生産
- 設立は1876年
国内メーカーでBリーグや国内の大会で公式球となっているモルテン
NBAで実績があって、スタイリッシュなデザインがあるスポルディング
この2つを抑えておけば、ボール選びに苦しみません!
その他のメーカーも紹介します。
- ミカサ(MiKASA)
・広島県にある国内メーカー
・どちらかと言えばバレーボール球のイメージが強い
- ウィルソン(Wilson)
・アメリカ企業
・2021-22シーズンからNBA公式球
・個人的にはモルテンに見た目は似ている
- ナイキ(NIKE)やアディダス(adidas)
みんな知っているスポーツメーカー
バスケボールを販売していますが、公式球とはタッチがやや異なる。
実際に購入してみて
小学4年生の息子にモルテンの「人工皮革」のボール、小学1年生の娘に「ゴム素材」のボールを購入しました。
人工皮革のボールは、屋内で使いやすいのはもちろんですが、息子は運動場(屋外)でもバスケをやります。
やはり、砂が付くと人工皮革のボールは滑りやすいなという感覚があります。

まとめ(おすすめボール)
3つのポイントをまとめて、最適なバスケットボールを選びやすくしたいと思います!
小学生・ミニバス向けバスケットボール
屋内向けの人工皮革 小学生5号
(屋内でも屋外でも使用する場合もこちら)
屋外向けのゴム素材 小学生5号
中学生以上の女子向けバスケットボール
中学以上なので高校でも大人でも同じです。女性向けです。
屋内向けの人工皮革 中学以上女子6号
(屋内でも屋外でも使用する場合もこちら)
屋外向けのゴム素材 中学以上女子6号
中学生以上の男子向けバスケットボール
中学以上なので高校でも大人でも同じです。男性向けです。
屋内向けの人工皮革 中学以上男子7号
(屋内でも屋外でも使用する場合もこちら)
屋外向けのゴム素材 中学以上男子7号
小学校低学年・導入ボール
小学生なら5号球を購入しても問題ありませんが、体が小さいとかすぐにシュートが届くようにしたい場合は、一回り小さい4号球もアリです。
4号の場合、ゴム素材がメインです。人工皮革よりも滑りにくいゴム素材がいいと思います。
空気入れは必須アイテム
バスケットボールはドリブルをするので、意外と早く空気が抜けてしまいます。
空気が抜けてしまうと、弾みが弱くなり、練習になりません。
空気入れを持っていなけれな、必ずボールと一緒に購入すべきアイテムです!

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モルテンのポップアウトホースという空気入れを購入しました。
ボールに刺す、針の部分が本体に入れることができて、コンパクトにまとまって、とても使いやすいです!

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針の部分がこんな感じに飛び出します。
空気を入れるのも楽でした。これも購入してよかったアイテムです。